「天使の代理人」

山田宗樹の「天使の代理人」を読みました。
初めは分厚くて文字も多いし、読むの大変そう〜って思ってたけど、読んでいくうちに物語に入り込んでしまい、一気に読めました。
「中絶」をテーマにした作品で、読み進めていくなかで何度も何度も考えさせられました。
「あなたはどう思いますか?」と常に問いかけられているような、そんな感じもしました。
私は妊娠の経験はないけれど、でも女としてもし彼女たちの立場だったら?といろいろ考えてしまいました。
描写がとてもリアルで、とても突き詰めて書いてあって、凄いと思った。
巻末のあとがきにはずらーーっとたくさんの参考文献が載っていて、この作品に対する半端じゃない作者の意気込みが感じられました。
最後の結末が凄く良かった!!
重いテーマだっただけに、明るく前向きな結末で救われた気がしました。
読み終わった後の余韻がとても良かったです。
やっぱり山田宗樹は凄いなぁ、好きだなぁって思いました。
他の作品ももっともっと読んでみたい!

天使の代理人

天使の代理人

今日図書館で借りた本。
今回は2冊借りてきました。
いっぱい借りて読みきれずに貸し出し期限が来てしまうよりも、少なく借りてこまめに図書館に通おう作戦。
そのほうが図書館に通う楽しみが増えるし。
期限に迫られて読まなきゃ!読まなきゃ!って読むこともなくなるし。
とりあえず、試してみることに。
女と味噌汁 (集英社文庫 45-D)

女と味噌汁 (集英社文庫 45-D)

トワイライト

トワイライト