「ブルーもしくはブルー」山本文緒

久しぶりの読書でした!
以前稲森いずみさん主演でドラマ化されていて、それを見ていて原作を読みたくなって購入したんだけど、ずっと本棚でスタンバイしてました(ーー;)
2・3日前に急に読みたくなって、読みはじめました。

ストーリー
広告代理店勤務のスマートな男と結婚し、東京で暮らす佐々木蒼子。六回目の結婚記念日は年下の恋人と旅行中…そんな蒼子が自分のそっくり「蒼子B」と出くわした。彼女は過去の記憶をすっかり共有し、昔の恋人河見と結婚して、真面目な主婦生活を送っていた。全く性格の違う蒼子Aと蒼子B。ある日、二人は入れ替わることを決意した。誰もが夢見る「もうひとつの人生」の苦悩と歓びを描いた切なくいとおしい恋愛ファンタジー。万華鏡のような美しい小説。

読み始めてすぐは、ちょっと違う世界の話のような感じで読んでいたんだけど、読み進めるうちに現実味が増してきて、なんかリアルで、怖くなってしまいました。
特に後半はどんどん展開が速くなり、ぐいぐい物語りに引き込まれて行って、夢中で読みました。
ドキドキするようなスリルがあって、ゾクゾクするような怖さもあって、でも最後はなんだかほっとさせれた。
もし自分にドッペルゲンガーが居たらと思うと、なんだか凄く怖い…!
この小説はある意味ホラーかも。
前から山本文緒さんの本は好きだったけれど、この作品をきっかけにまたいろいろ読んでみたくなりました。

ブルーもしくはブルー (角川文庫)

ブルーもしくはブルー (角川文庫)